先日、ビジネス仲間である友人と久しぶりに食事に行きました。
そこからの気づきをシェアしたいなと思います。
彼は、ある食料品を販売する事業をやっていて、
「今まで店舗なしで営業していたけど、これから新しくお店を出すことにしたので意見がほしい」
ということで、話は相談に入っていきました。
私はこの手の相談のときには、シンプルに次の2つの要素を知るための質問をします。
「誰に何をもたらすお店を作ろうとしているのか?」
つまり、私流に言うと、
「どのような人にどう役に立つか」
です。
これが私が考える商売をする上で、まず考えるべきファーストステップとなる質問です。
が、このあたりを明確に言える人は案外少ない・・・。
彼もそうでした。
「誰に」の部分は、まったく考えていなかったし、「何をもたらすお店か」は、「売りたい商品を売る」ということしか出てきませんでした。
この状態は「物にだけフォーカスしている状態」と言えます。
今の時代、「商売のコンセプトや目的」はとても大事だと思うのですが、ついついそのあたりを漠然としたままで始めてしまう・・・。
まあ、それが悪いとは言いませんが、よほどの営業力や人間力がないと厳しいでしょう。
と言っても私自身、開業した当初はそんなこと考えてもいなかったので、偉そうなことは言えません。
やはり、顧客ができはじめたのは、そのあたりを明確にしてからだったので、まずはそこが聞きたいのです。
で、商売のコンセプトや目的は、自分もしっくりくるし、相手にも響くものであることが大切です。
借り物ではダメ・・・。
だから、一度、
「どのような人にどう役に立つか」
という問いかけを言語化しておく必要があるのです。
言語化しておかないと、しっくりくるかわからないし、相手に響くかもわかりずらい。
この問いに明確に答えることができ、ワクワクして「そのために何をするか」を考え、次々と実行に移せたら、その商売や事業は自動的に成功していくでしょう。
ちなみに私の場合のこの問いの答えは、
「小売業サービス業経営者やその従業員に、常識にとらわれない情報やサービスをタイムリーに提供することにより、楽しく豊かになっていけるよう善循環へといざなう」
です。
そう、まさしくこの問いに答えるだけでも「企業理念」ができてしまうのです。
このような理念を持っているからこそ、私は、一見社労士と関係がないこと・・・、例えば、冒頭のように商売の相談にのったり、社楽会で情報や教材を提供したりしているんですね。
「どのような人にどう役に立つか」さえ決まれば、あとはすべて「手段」になります。
目的が決まれば、手段は自ずと出てくるし、特定の手段にこだわらなくても良いということになります。
これがブレない「事業領域」とか「選択と集中」につながるんですね。
もし集客に自信がないということなら、このあたりをまず考えてみることをお勧めします。
あと、「何となくコンセプトや目的はあるけど、具体的に表現したことがない」という方も、この問いの答えを紙に書き出すことをお勧めします。
特に「会って話をしても、なかなか経営者に響かない」という方は、是非とも何度かお読みいただき、実際に書き出してみることをお勧めします。
お客様がお願いしますと言ってくれないのは、そこが明確でないために、お客様が何に共感して良いのかわからない可能性が高いですから・・・。
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