経営者としての経験がない状態で、独立開業をする人が
ほとんどだと思いますが、闇雲に開業をすると、まったくどうでも
いいことに貴重な時間を浪費することになりがちです。
そこで、あなたが社労士事務所を経営する際、
意識していただきたい「重要な順」を数字でお話したいなと
思います。
数字でできるだけ客観的にイメージをしてほしいのですが、
経営の要素として、
1、営業・顧客対応関連
2、商品・サービス関連
3、組織関連
4、財務関連
が上げられますが、全体を100とすると、あなたは現在、
現実的に投入している労力・時間はどれくらいの比率でしょうか?
一般的に、実務経験がない人なら、
事務所経営の要素のウエイト付けは、
1、営業・顧客対応関連 60%
2、商品・サービス関連 39%
3、組織関連 0%
4、財務関連 1%
くらいでしょう。
ちなみに、中小企業専門の著名なコンサルタントに
よると、
営業・顧客対応関連 53%
商品・サービス関連 27%
組織関連 13%
財務関連 7%
がちょうど良い配分だそうです。
が、個人的に開業当初は、お客様が一人もいない
状態ですので、
1、営業・顧客対応関連 90%
2、商品・サービス関連 9%
3、組織関連 0%
4、財務関連 1%
くらいでちょうどいいのではと経験から思います。
社会保険労務士として開業しても、
顧客がいなかったら実務ができません。
社労士の場合、顧客がいて初めて2のサービスが磨かれて
いきます。逆に言うと、顧客がいないと、2のサービスの質が
上がらないのです。
知識がお金に変わる商売ですので、
お気持ちはわかりますが、勉強に時間をかけすぎては
いけません。(注:勉強するのが悪いと言ってるのではありません)
くれぐれも勉強する時間はかけているのに、
営業する時間がない、とならないようにした方がいいです。
というのも、「勉強」は魔物で、「仕事した気」になったり、
「自分がレベルアップした気」になりがちだからです。
私たち社労士の本当の勉強は、「実務」です。
実務のために「勉強」があります。
実務に備えるのは良いことですが、
勉強のための勉強はあまり意味がありません。
それよりも、営業して顧客を獲得すれば、
いやというほど「生きた実務の勉強」をせざるを得ません。
「でも穂浪さん。実務のことがわからないから、営業してて
不安になるんです。」
そうおっしゃる気持ちはわかります。
その意見に対する私の結論はこうです。
「勉強は、実務にとって必要な最低限のことを効率良く
学んでください。」
つまり、レアケースは切り捨てて、実務でよく出てくる
ものを最優先して学ぶべきだということです。
しかも、時間をかけすぎずに効率的に・・・。
「でもその方法がわからないんですよ」
わかりました。
次回より、開業するのに、あるいは開業してから必要な
実務の勉強をどのようにしていけば良いか、お伝えしていきます。
ここでは、「勉強に時間をかけすぎないこと」とご理解下さい。
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