社会保険労務士という仕事は、確かに仕入れがほとんどいらない
ため、「粗利益」が高い仕事であると言えますが、実際に開業して
みると、予想以上にお金がかかり、資金繰りが厳しくなることも
起こってきます。
そこで思いつくのが「金融機関からの借入」ですが、
今回は、その「借入」についてお話しします。
結論から言いますと、「あなたのパーソナリティによる」です。
つまり、あなたという人間を客観的に捉えて借入をするべきか
判断した方がいい、ということです。
原則は、「借入はしない方がいい」ですが、
借入をした方がいい人がいることも事実です。
では、その借入をする・しないを分かつポイントは
なんでしょうか?
簡単に言うと、
「営業能力」です。
借入とは時限爆弾みたいなもので、
最初は自由に使えるキャッシュがあるので
余裕があるのですが、日が経過するにしたがって、
利益が増えていないと、こんどは逆に「それを返すために
頑張る」みたいになってきます。
しかも、返済金は「返す約束」ですので、破ると当然
信用がなくなります。
つまり、何がなんでも返さなくちゃいけない、と。
なので、
「頑張っていれば、いつかは顧客ができるさ」
という人は、借入に向かないのです。
「何が何でも1年以内に○件、顧客を取るぞ」
と、自分に対する約束を課し、それを「何が何でも守る
んだ」という意志がある人が借入に向くのだと思います。
なぜなら、こういう人は、借入をして自分を追い込むこと自体が
目標達成の原動力にすることができるからです。
また、キャッシュがあるということは、営業や経営者との付き合いに
サッとお金が出せますので、営業も滞りなく進めることができます。
「経営者に知り合いを紹介するから飲みに行きましょう」
と誘われても、
「お金がなくて行けない」
ということになれば、一つのチャンスを逃すことにもなりかねません。
借入によって、「キャッシュが使える」という利点は、“精神的な余裕”と
“使うべきときに使える”ということでしょう。
あと、もう一つ特筆すべき利点は、
「経営者の気持ちがわかる」
ということです。
経営者のほとんどが「借入」の経験を持っています。
借りるときの緊張や、
「返せなかったらどうしよう」という不安や、
「今月の返済、かなり厳しいな」という苦労がわかれば、
経営者に共感できますし、逆に共感につながります。
ただし、先ほども言いましたが、
「借りないにこしたことはない」
ですので、誤解のないようお願いします。
なお、「借りる」ということで、一時的に気持ちが
大きくなりますが、開業時はゼロに近い人が多いと
思いますので、右肩上がりに売り上げを上げることが
できないとかなり厳しくなりますので、そこのところは
覚悟の上判断ください。
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