「社会保険労務士試験で勉強した知識と実務は違うんだよ」
そういう意見をときどき聞きますが、私はそう思っていません。
というのも、受験で学んだ法律知識を実務とリンクして
理解すると、あらゆるものがクリアに見え、理解のスピードが
上がるからです。
ここでは、受験で学んだ知識と実務の関係について
お話しましょう。
私は、社会保険労務士受験講座の講師の仕事を
していたことがあり、同時に実務も15年以上やってきたから
わかるのですが、実務を受験の知識とリンクさせて理解することは
とても重要です。
例えば、離職票の作成という実務があるとすると、
単に欄を埋めればよいわけではなく、離職証明書の
用紙は、きちんと意味があってあのような様式になって
いるわけです。
具体的に言うと、離職証明書は、大きく
1、基本手当の受給資格があるか
2、賃金日額の計算
3、離職理由
について把握するためにあのような様式に
なっているのです。
ということは、社会保険労務士試験で学んだ
雇用保険法の「基本手当」のところの知識を
フル活用するということになります。
手続き処理のために欄を単に埋めるだけでなく、
「この人は受給資格があるのかなあ」
とか、
「受給要件の緩和がある人かなあ」
とか、
「受給期間の延長ができる人かなあ」
というように、プロとして考えられる周辺知識を
駆使して実務にあたる必要があります。
そうしないと、被保険者または被保険者だった
人の給付の権利に影響することもあります。
法律は、企業、被保険者、保険者等の権利や義務を
詳細に定めていますので、だからこそ私たち
社会保険労務士が法律知識や実務経験を
生かして、ことにあたらないといけないと言えます。
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