社労士実務は、やはり「正確さ」が命となります。
働く人の「権利」に関わる仕事ですから、できるだけ
正確に事務処理をしなければなりません。
その正確さを左右する仕事を進める上でのポイント
についてお話しましょう。
社労士実務をするにあたって、次の3つの習慣を持つと、
あなたの事務所の正確性が飛躍的に高まるものと思います。
1、客観的に見ようとする習慣
実務経験が浅い人がもっとも陥るミスは、
「思い込み」によるミスです。
つまり、主観的に物事を判断し、自分ルールで
進めてしまうということです。
これを防ぐには、常に自分の思いこみで仕事を
していないか意識する習慣をつけるしかありません。
2、多角的に考える習慣
社労士の仕事は、一元的なモノの見方では、
片手落ちになることが多いのが特徴です。
これは、例えば、手続き業務一つとっても、
単に書類を出しておしまい、という単純なものではなく、
法律、事業所(経営者)、労働者、行政、社労士と、
さまざまな立場に立って事に当たらないといけないからです。
だから、一つの角度からしか考えないということは、
今挙げたいずれかににしわ寄せが来るということを意味します。
これも、日頃から多角的に考えるクセをつけるという
ことで、「習慣の問題」ということになるかと思います。
3、見直しをする習慣
どれだけ慣れてきても、一度で正しく書類が書けたり、
正しい答えを導き出せる人はいません。
やはり、見直しをしないと精度が高い仕事は
できません。
しかし、多くの人が、慣れてくると見直しをしなく
なります。
なので、結局これも「習慣の問題」と言えます。
ちなみに、「見直し」は、「客観的に」かつ「多角的に」すると
よりあなたの仕事の精度が高まりますので、結局これらは、
三位一体であると言えます。
この3つの言葉は、事務所のいつも見えるところに貼っておくことを
お勧めします。
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