社労士実務 正確な書類を作成するコツ2

社労士実務 正確な書類を作成するコツ2

社労士実務 正確な書類を作成するコツ2

前回に引き続き、正確な書類を作成するコツを
申しあげます。

 

 

社労士実務 正確な書類を作成するコツ2

 

2、参照元の信憑性を疑う

 

書類を作成する際、必ず客観的な資料を元に
作成することになるはずですが、そういった資料は、
基本的に100%信じてはいけません。

 

例えば、履歴書、賃金台帳、出勤簿、
年金手帳、雇用保険被保険者証、前の
会社が手続きした控え、労働者名簿などを
参照するケースが多いかと思いますが、
一つ一つ見ていただくとわかるように、
年金手帳以外のほとんどが素人が作ったもの
であり、正確に事実を表しているかは、作った
本人じゃないと、いや、作った本人ですら
わからないことも多いのです。

 

また、年金手帳も稀に何らかで間違った
情報を記載していることもあり、100%ではない
のです。

 

それではどうすればよいかというと、

 

「思い込みをせずに多角的にかつ総合的に見る」

 

です。

 

その際、見るべきポイントは、

 

・その資料の当該記載事項の信憑性の高低
・リンクしている部分の整合性
・考えられる他の事実の有無の可能性

 

です。

 

こう書くと小難しくなるので、

 

「これ、ほんとかなあ」
「あっちにはこう書いてあったけどこっちはどうかな?」
「他になんか事実(事情)があるのかな?」

 

とでもつぶやきながら資料を見ていきましょう。

 

もちろん、実務を経験していくと、自ずとバラエティに
富んだ事例を経験して、

 

「あれ、何かおかしいな?」
「これは、気をつけないといけないパターンのやつだ」
「これ本人はこう書いているけど実際は違うな」
「これはこう書いてるけど、聞かないとわからないな」

 

とわかるようになっていきますので、
経験が少ないうちは、とにかく意識して気をつける
しかないでしょう。

 

次回に続く・・・

 

 

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