社労士実務 求人の効果的な記載法

社労士実務 求人の効果的な記載法

社労士実務 求人の効果的な記載法

 

 

先日、お客様から「最近求人の反応が全然ないんですよ」と相談されました。

 

こういった相談を受けると、私はハローワークの求人を次のように見直すことで改善を試みます。

 

その具体的な改善法を3つほどお話しましょう。

 

社労士実務 求人の効果的な記載法

 

1、基本給と定額的に払われる手当が重要

 

給与で大きく載るのは「基本給と定額的に払われる手当」の合計額です。

 

ここが低いと給料が安く見えてしまいますので他社と比べたりしてチェックします。

 

 

2、事業内容と会社の特徴欄、さらに備考・特記事項をうまく使う

 

職安の求人で、言葉でアピールできるのは、これらの欄です。

 

魅力を伝え、不安を消すよう記載します。

 

例:事業内容 エコ活動に積極的に取り組んでいるクリーニング店です。「お客様をワクワクさせる」をモットーにイベントにも力をいれています。現在○○市内に3店舗を展開しています。

 

例:会社の特徴欄 業界全体が不景気である中、無借金経営で安定した業績を上げています。社員の平均年齢は26歳ですが、自分の考えを思い切り試せる職場です。

 

例:特記事項 ノルマは一切なく、未経験の方でも店長や先輩が丁寧に指導します。また不安なことは総務部が相談に応じますので安心して働ける環境です。

 

 

3、写真や会社案内を掲載する

 

最近の職安では、写真や会社案内などの画像を取り込んで求職者が見られるようにできます。

 

若者応援企業宣言をすると、写真付きで企業のPRシートを掲載できるのでそちらも有効です。

 

 

以上が改善ポイントです。

 

個人的には、求人は「広告」であると思っていて、言葉の使い方や写真などの表現で応募の確率が変わってきます。

 

また、「集めたい人材をできるだけ集める」という点でも書き方は大切です。

 

もちろん、嘘や誇大表現はいけませんが、遠慮しすぎて魅力が伝わらないのも微妙です。

 

求人活動は多くの企業にとってかなり重要なテーマですので、社労士が良い提案ができると喜ばれます。