いや〜。これからますます厳しい時代になっていきますね。
ちょっと前の話になりますが、新聞を読んでてビックリしました。
「厚労省がうその求人に罰則を加える検討に入った」
という記事があったからです。
このあたり、「そういう時代なんだな」と感じます。
今回の検討は、職安や大学、民間の職業紹介事業者への求人など、求人内容と実際の労働条件が異なる企業に対して、今のところ行政指導はできるが罰則がないので、懲役刑を含む罰則の対象にしていこうということらしいです。
個人的には、「コンプライアンス」という概念が広まった背景として、
「情報社会がどんどん進行していっているので、もう隠しきれないっしょ」
ということで、「インチキがバレてしまう社会」になりつつあるのだと認識していますが、まさにこの厚労省の検討はそれを象徴しているものと思います。
まあ、この法律が改正されるかはこれからのことですが、そういう時代の流れを感じるにつけ、「やはりこれからはますます“人にフォーカス”だな」とあらためて思います。
というのも、お客様も従業員も「人」にフォーカスせずして、動くことがなくなっていくからです。
よく私がお話させていただくこととして、「これからの求人は、戦略レベルから変えていかないと、いくら求人だけをテクニックで改善したとしても、これからの人材不足の拍車は止まりません」という持論です。
こうお話するのは、単に人が少ないという話ではありません。というよりは、「物があふれすぎて、良い物も売れない」という方が近いと思います。
つまり、悪い物やウソは当然見破られるし、良い物もますます魅力を磨いて、きちんと良さを伝えていかないと、人が選んでくれないということです。
そのためには、労働条件が良いというのは、問題以前の話で、やはり、人間関係だったり、働きがいであったり、社会貢献であったり、成長であったり、仕事の楽しさであったりと、「その企業で従業員が働く理由」を企業文化として作っていかないといけないということです。これが「戦略レベルで」ということですね。
こう言うと、「従業員を甘やかしすぎですよ」と言われるかもしれませんが、個人的には、豊かな時代に生まれたいろいろな価値観を持った人たちを巻き込んでいかないといけない、と。
そのために、企業に必要なのは、従業員に「押し付ける」ことではなく、従業員を「巻き込むこと」だと考えます。
違いは、「押し付ける」のは、コントロールをすること。巻き込むのは、従業員が楽しく一生懸命に働いてもらえるよう環境を作ること。
今、経営者の仕事が変わってきている、と個人的には感じます。もちろん、このあたりについては、いろいろなご意見があろうかと思いますし、理想論と言われるかもしれません。が、5年後、10年後にどうなるか? 私は今こそが転換点だと思っております。
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