先日、高校のときの同級生であり、バンド仲間だった友人に会ってきました。
実は私、高校のときはバンドブームで、ブルーハーツやZIGGYのコピーバンドをやっていたんですね。
彼はギター。私はドラム。
うまくはなかったけど、とても楽しかった思い出ばかりです。
で、そんな彼と名古屋で会ったのは、私が彼の著書を読んで会って話したいと誘ったんですね。
彼は大学の教員で、その著書で、大学が熾烈な生き残りのための競争や職業訓練機関になってしまい、大学本来の機能や学問本来の自由さと多様性を失うのを危惧しているという内容でした。
中でも、国の方向性として、「人文系は日本経済の役に立たないので廃止・縮小していこう」という動きがあるらしいと。
大学にも「選択と集中」の論理を取り入れ、日本経済に役立つ人材を輩出していき、費用対効果を上げていこうと言われているらしいのです。
それに彼が大反対してるんですね。「企業のための大学・学問ですか?」と。
で、彼の主張で興味深かったのは、「遊びが大事である」という主張です。
彼の言う「遊び」とは、「子どもの遊び」と、「ブレーキに遊びがある」という両方の意味にかけて言っており、仕事や経済合理性と切り離された「遊びがある大学」というものが社会には必要でないかと問いかけていました。
かねてから、私は企業にも「遊びがいる」と思っていて、「遊びがない企業」は創造性や多様性が発揮されず、いずれ衰退するのではと考えていました。
大学にしろ企業にしろ、数字や利益にフォーカスした経営(教育)は、「人」から目がそれがちになり、立ち行かなくなると。
「大学が今のままで良いわけではない」と彼も言っていますが、「大学が企業のように経営第一の側面からしか扱われなくなる」という動きに、私自身もかなり微妙に感じました。
もちろん、これは企業にも当てはまり、「利益至上主義」の経営が何をもたらすかは、言うまでもないでしょう。
利益は大事ですが、利益を生み出すのももたらすのも「人」であるということですね。
以上、友人との話からのトピックでした。
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