最近、時代の変化も早いなと感じます。ほんと。
象徴的なのが、先日、顧問客のうち3社が共通の悩みを持っていることがそれぞれの社長の話からわかったことです。
まあ、うすうすその悩みは感じていたのですが、最近悩みの種が顕著に大きくなっているとのことでした。
その悩みとは、「従業員との温度差」です。
しかも共通しているのは、「社員にとってより良い制度やしくみにしていっているのに温度差が埋まっていかない」という点です。
つまり、「こちらは社員のためにいろいろやっても伝わっていない」と。
そして、その結果として、
・せっかく育ててもどんどん退職していく・・・。
・「店長をしてみないか」とオファーをしたら「やりたくありません」と断られる・・・。
・会社のためを思っての行動をお願いしてもそれを嫌がって個人プレーに走る・・・。
ということが起こり、まったく良い方向に行かないと。
中にはコンサルを入れて「これはみんなにとって良い制度だ」というしくみを入れたのにまったく機能しないという会社もありました。
経営にはいろいろなやり方があるので、私は基本的にやりたいようにやっていただくスタンスを取っていて、今まではそれでやってこれたのですが、今までのやり方に限界が来ているということを経営者は感じ始めたのではと思います。
で、私の今のところの結論は、しくみ以前の問題だと思っており、経営に対するスタンスそのものの変更が求められているのだと思っています。
「戦略レベルの問題」ということですね。
それは何かというと、いつも私が申し上げる「人にフォーカスした経営」ですね。
詳しくはまたこの社楽会通信でお話していきますが、昨年から私は「このあたりが社労士の仕事になる」と強く思っておりますし、事実、昨年の秋からそういう仕事が増えてきています。
時代は、「ワークライフバランス」や「メンタルヘルス」と言われていますが、私はそれらを含めた概念である「人にフォーカスした経営にどうシフトしていくか」をテーマに考えるべきだと思っています。
というのも、結局先ほどの経営者のみなさんが体験されているように、良いしくみや制度を入れても、根本的なことが変わらない限り、うまく機能しないからです。
で、多くの方は今言ったことと同じようなことを感じてて、言うのですが、ここは、言うだけではなく、「腑に落とすレベル」で実行に移していないと厳しい。
軸を「人にフォーカスした経営」に移して、その軸に沿って経営をしていくということですね。
現状、そういうことがわかってていてもできている企業の割合は、1割もないというのが実感です。
もちろん、今までの観点とは根本的に違う概念ですので、いきなりできるわけもなく、実現できるかは経営者の認識次第と言えるかと思います。
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