私は個人的に「できる人とできない人の違い」を研究し、「“できない”がいかに“できる”に変わるか」の知恵を蓄積していっているわけですが、今回、最近の脳の研究からわかった新事実をお話しましょう。
それはマルチタスクについてです。
マルチタスクとは、「複数の作業を同時にこなす」という意味ですが、パソコンのウインドウズシリーズの特徴とも言えます。
ウインドウズが出る前のパソコンは、一つの作業しかできず、作業を変える度にソフトを終了しないといけませんでした。
それが、ウインドウズの出現で、複数のソフトを立ち上げ、切り替えれば同時に作業できるという画期的なOSとして誕生しました。これってかなり効率的になったわけですよ。
で、今回お話するマルチタスクとは、パソコンではなく、「人間の仕事についての話」で、複数の作業を同時に並行してできる人が「仕事のできる人」のように思われており、できない派の私のような凡人は、マルチタスクができる人にあこがれるわけです。
が、脳の機能的には、「マルチタスクは非効率」ということのようです。
通常、2つの作業を同時にすると、それぞれに50%・50%の能力を割り当てて作業をやれば、理論上2倍の速さでできるように思いますよね? しかし、これって違うらしいのです。
脳は、2つの作業を同時にしようとすると、パフォーマンスは、「50%低下」ではなく、「80〜95%も低下」するそうです。
もちろん、中にはマルチタスクを得意とするツワモノもいるかもしれませんが、仕事ができる人、つまり、たくさんの仕事を同時にこなしているように見えるような人を観察してみると、実は、たくさんの作業を論理的にまとめ、優先順位づけをし、一つずつすごい集中力と勢いで次々にやっつけていっているだけらしいのです。
興味深いですね〜。
ちなみに、私の兄は、中一の息子に「スマホでゲームをやりながら話したりご飯食べたりするのは能力アップにつながるからいいんだ」と実しやかなことを言っていましたが、それってまさにマルチタスク!
躾にも能力開発にも良くないのかもしれませんね〜(苦笑)
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