商売観

 

興味深いことに、新しい教材をメールで紹介すると、2、3人の方からメール解除の申請をいただきます。

 

 

もちろん、すぐにお詫びのメールと解除をさせていただくのですが、解除されるということは、やっぱり、何かを売ろうとするのって感じ悪く取られるのでしょうか?

 

 

まあ、私のメールが役に立たなかったから解除されたのだと思いますが、もし多くの方が「売る」ということに対して良くないイメージをお持ちだとしたら、あまりよろしくない・・・。

 

これは「商売観」につながる話ではありますが、私は、顧客のそれぞれの「商売観」を尊重し、サポートする立場の社労士としては、「売る=奪う」というイメージを持っているとうまくサポートできないのではと危惧しております。

 

私が考える「商売」とは、

 

「売ることを通じてお客様をハッピーにし、社会を良くしていく素敵な営み」

 

だと考えています。

 

 

だから、当会の提唱する営業や実務の方法論は、「相手の役に立つ」ということが軸になっていますし、いつも口が酸っぱくなるくらい「相手の役に立ちましょう」と強調している次第です。

 

逆に言うと、相手の役に立たないと思うなら売ってはいけない。ハッピーになれないから・・・。

 

 

もちろん、私も今まで自身の商売において、「結果的に役に立たなかった」ということはあったかと思います。

 

 

それでも商売を続けていくのは、お客様に「ありがとう」と言ってもらえるから。

 

お金はその印(しるし)だと思っています。

 

しかも私の観点では、頂くお金は、「お駄賃」ではなく「おひねり」です。

 

街中でギターケースを広げて演奏したらお客さんが喜んでお金を投げ入れてくれる・・・。

 

私はそんな「おひねり」が飛んでくる商売人を目指しています。

 

 

もしあなたが売ることや売られることに嫌悪を感じるとしたら、ひょっとしたらお客様や社会をハッピーにする素敵な「商売人たち」に出会っていないだけかもしれません。

 

私が商売を、

 

「売ることを通じてお客様をハッピーにし、社会を良くしていく素敵な営み」

 

と言えるのは、そういった素敵な商売人や経営者たちをたくさん知っているからです。

 

 

商売には、相手をハッピーにする力や社会を良くしていく可能性があると思っています。

 

 

こう言うと、きれいごとに聞こえるでしょうか?

 

私はこれからの時代、ますますそういう商売人や経営者が増えていったら素敵な世の中になるのではと真剣に思っています。

 

 

もしあなたが「売る」ことに嫌悪感を感じるなら、社労士という商売やあなたがする仕事の「意義」について自問してみてください。

 

 

なぜ社労士という商売があるのだろう?

 

自分は何のために商売をやっているのだろう?

 

自分は何の役に立っているのだろう?

 

 

それでも嫌悪感を感じるのなら、一緒に「奪う発想の商売」ではなく、「ハッピーにする発想の商売」をしていきましょう。

 

そして、それを顧客に広めていきましょう。

 

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